中川孝博著『刑事訴訟法の基本』を購入しました

中川孝博著『刑事訴訟法の基本』を購入しました。内容についてこのブログで紹介していきます。

この本は、大学で刑事訴訟法をアクティブラーニングの方式で学ぶ人向けに書かれたものですが、書店で見て、教科書として読むうえでも有用となるのではないかと考えて購入してみました。

この中川先生の本は、全体として、刑事訴訟法の基礎を押さえ、実務を学ぶのではなく、実務に対する批判としてどのような観点からの批判がなされているのかを把握するのに非常に有用であると考えられます。

判例の文章はあまり多く引用されていないのですが、『判例学習刑事訴訟法[第2版]』とのリンクがなされているため、判例も併せて学ぶなら、こちらの本を読みながら、中川先生の本を読み、判例の事案、その判断を押さえていき、最後に学説による批判を押さえていくのが良いのではないでしょうか。

また、中川先生の『刑事訴訟法の基本』の内容については中川先生のYou Tubeチャンネルとのリンク、中川先生のサイトとのリンクがなされていますので、これらを見ながら読むと、本の内容についての理解を深めることができるのではないのかと考えられます。

ブログで書くにあたってこれらのものを見てみたのですが、You Tubeには中川先生の授業内容の動画があり(最終回まで上がっています)、遠隔地で授業に出ない人でも受けられる親切な内容となっています。

また、中川先生のサイトも、本書を用いた授業のためのレジュメがすべて挙げられ、その他の刑事訴訟法を学ぶ上で参考になるリンクもまとめられていますので学習には非常に便利です。

(しかし、中川先生もこれだけの動画を上げ、授業の準備をしたと考えるとすごいお仕事をしているなと感じます。)