令和2年司法試験のコロナ対策について受験生として感じたこと

令和2年司法試験が行われ、私、法科の趣味人も受験しました。

今年の司法試験については、コロナウイルス対策が気になる方も多いのではないかと思ったので、ブログに雑感として書いておきます。

 

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まず、コロナウイルス対策として取られていた対応を簡潔に書いていきます。

ただ、この対応は私の受験した福岡会場についてのものですので、東京会場、大阪会場では対応が異なったかもしれません。

 

入口の様子

会場入り口にはサーモグラフィーの機器が設置されていました。

会場に入ってくる受験生の体温を簡易に検査して、体温の高い受験生については、別室で再検査が行われ、そのうえで、対応をしているようでした。

退場させられた受験生は見かけなかったので、この検査に引っかかった受験生がいなかったか、コロナウイルスに感染していたとしても退場させていなかったかのどちらかなのですが、私にはわかりません。

体温だけでなく、マスクの着用の有無についても検査していたようでした。開場前の監督員の動きを見る限り、マスクを着けていない受験生については、別室でマスクを交付し、着用を求めるという体制だったようです。

会場について

会場の入り口には消毒液が設置されていました。会場に入室した受験生はほとんどこの消毒液を使用していたように見受けられます。

受験生の座る机は、三人掛け用の物でしたが、隣との距離がやや近いように感じました。使用した机は通常通りのものといった感じでした。

ただし、通路と前後は1メートルくらい距離があり、感染症対策として気を使っているようでした。

試験会場の窓は人が立ったまま出入りできるほど大きなものがありました。司法試験の全日程のうち、二日は昼食時に空いていましたが後の日程では閉められたままでした。

そのため、会場が暑く熱中症になるということはありませんでした。

監督員と受験生について

試験監督員は全員マスクとフェイスシールドを着用していました。そのため、試験監督員から感染するという恐れはないようでした。

また、受験生を見ても、全員がマスクを着用しており、くしゃみや咳をしている人はいませんでした。

また、受験生の中にコロナ対策に不服があったらしい人はいたのですが、マスクを外したり、他の受験生に暴力をふるったり、試験監督員に難癖をつけるような人はいませんでした。

会場のトイレについて

トイレは各フロアに1か所しかありませんでしたが、他の階のトイレには立ち入ることができ、他のフロアのトイレも使うことで混雑を避けることはできたようでした。

何度かトイレに入ったのですが、混みあったことはほとんどありませんでした。

昼食時間について

昼食は試験会場ではなく他の場所で取ることが望ましいとのアナウンスはありましたが、試験会場の近くに座って昼食をとれる場所がなく、試験会場で昼食をとる受験生が多かったように思えます。

さすがに昼食のための会場を確保するというのは無理があるのですが、多くの人がマスクを外す時間ですので、何らかの対応は欲しかったかなあといったところです。

全体として思ったこと

司法試験委員もコロナ対策に「気を使った」ことはよくわかる対応だったように思います。

そのため、コロナ対策としては満点ではなくとも、決まった中では何とか対応していたように思えます。

 

あとは、今年の司法試験受験生のために、今年1年分受験回数制限を免除することが認められるよう頑張っている方たちがおり、彼ら彼女らの活動が認められ、法務省が対応してくれることを願うばかりです。