司法試験短答式試験の結果と感想

司法試験の短答式試験の結果が発表されました。

(法務省:令和2年司法試験短答式試験結果)から見ることができます。

 

 

 

 わたしも法務省発表の解答を見ながら採点したところ、憲法39点、民法41点、刑法37点で合計117点で合格ラインの93点は突破していました。

 間違えた問題は、以下の通りでした

 憲法

 1、5、13、17

 民法

 1、3、9、12、13、16、18、19、20、22、23、27、30、32、34、35、36

 刑法

 6、8、11、14、17、18

雑感

 受験の申し込みをしたのに受験しなかった受験者が50人ほどおり、コロナの影響とは言えもったいないなと思いました。

 各科目の最低ライン40%点以上を上回る点を取ることができていない受験生の数が600人(昨年は500人がこのラインを超えていない)ほどおり、最低ラインが受験生にとって高いハードルになったものと考えられます。各科目の最低ラインは憲法20点、民法30点、刑法20点です(例年通り)。

 この最低ラインが難しくなったのは、民法改正による民法の問題の難化、刑法の問題の難化が原因だと考えられます。

 その代わり、合計得点の点数が、93点に下がり受験生にとってこのラインを突破するのは容易になったのではないかと考えられます。ただし、このラインを突破できなかった受験生は200人ほどいます。

 合計得点の数を見れば、かなりハードルは低く、受験生の92%ほどのように見えるのですが、そもそも各科目の最低ラインが高いハードルになってしまったことを考えると、全体で1000人ほどが落ちる難しい内容になったものとも考えられます。

 また、個人的には神戸大学の合格率が高く、神戸大学修了生の私にとって非常に期待の持てる内容になりました。

 私としてもこの最低ラインを突破できてうれしく思いました。