『ハムレット』(新潮文庫)を読みました

  『ハムレット』の新潮文庫版を読みました。この作品は『to be or not to be(生きるか死ぬか)』の一節で有名ですがきちんと読んでみたくなったため読んでみました。

 

ハムレット (新潮文庫)

ハムレット (新潮文庫)

 

 

 

 物語の大筋は、デンマークの王子ハムレットは、父親の亡霊から父親が現王である叔父による暗殺を聞かされたため、現王への怒りを募らせ殺害を決意する。しかし、その際、怒りに任せて宰相を殺害してしまう。この宰相の死に悲しんだハムレットの恋人であり、宰相の娘であるオフィーリアは自殺してしまう。宰相と、オフィーリアの死を知った宰相の息子でオフィーリアの兄であるレイアーティーズはハムレットに決闘を申し込む。しかし、この決闘には王の謀略が及んでおり、盃の毒で妃が殺されるも、ハムレットも決闘の場で王を殺害する。レイア―ティーズも決闘の剣に塗られていた毒によって死ぬ。残ったハムレットも剣に塗られていた毒によって死ぬというものです。

 この作品のハムレットの父親を暗殺された怒り、復讐に燃える様子の描写が素晴らしかったです。

 また、怒りや正義の心というものに苦しめられるものなのだとも思えました。

 

 

 新潮文庫版意外にこちらも出ていますので違いが気になる方はこちらもどうぞ。