後藤健太『アジア経済とは何か』を読みました

アジア経済とは何か(中公新書) を読みました。

 アジア諸国は日本経済を考えるうえで欠かせないと考えたので読んでみました。

 この本はアジアの経済状況や発展途上国の成長に関してまとめられています。

わたしとしては、中国や韓国が先進国として成長し、東南アジアをはじめとした国は成長しており、日本は凋落しているという感覚はあったのですが、現実はやや違うということが分かりました。具体的には、東南アジア諸国は日本や中国の経済開発の影響で成長しており、今では高層ビルが立ち並ぶようになっていること、日本は凋落しているのではなく、先進国ではあるものの中国韓国の影響力が拡大したことにより、アジアの先頭を走る国ではなくなり、日本中国韓国の先進国三国が誕生した状況にあるとわかりました。

 そのため、日本はアジアの先進国であり日本といっておけば東南アジア諸国で崇められるといったような認識も誤りであり、日本はこれから衰退していくという認識も誤りであると考えてこれからのアジア諸国との付き合い方を考えていくべきだと思いました。