司法修習の感想(導入修習まで)
司法修習の二回試験までが終わったので、その感想を書いておきます。
将来の司法修習生に何か役に立てば幸いです。
導入修習まで
採用選考書類について
司法試験に合格して、すぐに司法修習生採用選考の書類を書かなければなりませんでした。
期間も一週間ほどしかなく、しかも、法科大学院や大学の成績証明書や、戸籍をそろえるのが大変でした。
そのため、法科大学院の成績表は合格発表の前日から準備していました。法科大学院が遠方にある人は、特にこのような準備が必要ではないでしょうか。
76期については、健康診断の結果は必要ありませんでした。
かつては、健康診断の結果を送付する必要があり、その準備で大変だったという話を聞いたことがありますが、76期の修習開始についてはそのような準備の問題というのはありませんでした。
修習専念金の申し込み
修習専念金の申し込みを行っておく必要もあります。
ここでの問題は、振込先をどの銀行の口座にするかということです。
というのも、振込先の選択銀行を間違えると、実務修習期間中に修習専念金の受け取りに支障が生じるということがあるからです。
例えば、りそな銀行を振込先の口座に指定していたために、地方の実務修習地にりそな銀行のATMがなく、コンビニのATMで手数料を払って修習専念金を受け取るということがあります。
そのためにも、振込先の銀行の選択には注意をしておいてください。
ちなみに、一番安全な選択は、ゆうちょ銀行だと思います。下手に大手の都市銀行とか地方銀行を指定しない方がいいです。
貸与金の申し込み
この問題はほぼ、修習専念金の申し込みと変わりません
しかし、そこまで金に困っていないと思っている修習生でも、貸与金に頼るという事態を見かけています。
そのため、念のために借りておくというのもいいと思います(株での投資やパチンコに使う?という理由でもいいのではないでしょうか)。
その他申請金
これについては、確実に受け取るようにしましょう。
ただ、申請した場合に、住居変更届とかをいちいち出すことになるのが面倒だったりします。
場合によっては、書類もオンラインでの書類提出もということをさせられることになるので、その辺りで面倒になることがあります。
入寮届
関東圏に住んでいないなら入寮しましょう。
いずみ寮は設備がカスとか言われたりしますが、2万円もせずに1か月の住まいが確保できると考えると、良心的だと思います。
下手に司法研修所近くのホテルに1か月住むよりもいずみ寮を選ぶのが賢いです。
76期の集合修習からいずみ寮でwi-fiを契約できるようになりました。
そのため、77期以降は寮でインターネットに接続することができます。
ネット契約
司法修習期間中は連絡がインターネットで行われるため、このいずみ寮のwi-fiは重要になってくるのではないでしょうか。
ちなみに、76期の人はこのインターネットの問題をポケットwi-fiなどで解決するよう連絡されました(この辺りは司法研修所の不手際だと思います)。
パソコンの購入
司法修習はパソコンを使っての連絡や課題の提出が多いので、パソコンは買いましょう(みんな当たり前のように持っていると思われますが)。
また、パソコンにはウイルス対策ソフトを入れるよう連絡されます。そのため、信頼するウイルス対策ソフトを購入しましょう。
白表紙の郵送
司法修習の事前課題と白表紙は導入修習までの間に郵送されます。
どの白表紙がどう重要なのかは記事を分けて書きたいと考えていますので、それはそちらの記事に譲ります。
事前課題は、先輩に聞くか、自分の好きなようにやりましょう。
事前課題は何も知らない修習生にとりあえずやらせることを目的としていると思われますので、わからないなりに書くか、先輩に聞きながら、やりましょう(ちなみに、先輩の答案をコピペしたという話を聞いたこともあります。楽したいならこれもアリじゃないでしょうか)。