『その「つぶやき」は犯罪です』を読みました

その「つぶやき」は犯罪です: 知らないとマズいネットの法律知識 (新潮新書)』を読みました。

 

 

これを読もうと思ったのはインターネットに関して悩みがあるわけではなく、ツイッターや5ちゃんねるといったインターネット掲示板に関する法務を知ろうと考えたからです。

この本は大きく、インターネットで活動していくうえで加害者とならないため、被害者となっても問題を解決することができるようにするためどうすべきかということがまとめてあります。

加害者とならないためにはインターネットで名誉毀損著作権侵害には気を付けるようにと言われているのは良く知られているのですが、公職選挙法金融商品取引法にも気を付ける必要があるというのは意外でした。

被害者となった場合の解決方法はただ単に損害賠償請求をしてお金で解決するというのではなく、発信者情報開示や削除要請など、被害を効果的に和らげる方法が書かれていてインターネットで被害にあった場合の駆け込み寺に役に立ちます。

また、弁護士や法学部生以外の読者を対象としているためか、どんな犯罪を犯すと考えられるのか、被害にあったときどうすべきかを章ごとに分けて書き分かりやすく書いていました。