山野目章夫著『不動産登記法入門〈第三版〉』を読みました

山野目章夫著『不動産登記法入門〈第三版〉』(日経文庫)を読みました。

物権法に関連して不動産登記法についても学ばなければならないと思って読んでみました。

 

 この本は42の項目から、登記簿の読み方と手続きの概要、何を登記できるのか、どの様な登記ができないか、不動産登記法の問題点の大まかな部分を説明する本です。

 細かな章ごとに読めるため、読みやすいのですが、章の設問部分についての解答を追うのが少し難しいこと、簡潔にするため解答が丁寧にされていないという問題があります。必要なところに線を引きながらよく読まないと内容を頭に入れることが難しいかもしれないです。

 しかし、司法書士を目指す人や、不動産登記法の学習が必要な資格試験を目指す人にとっては、この本で不動産登記法のとっかかりを得るのがいいかもしれないです。なぜなら、不動産登記法上の概念の定義は少なくとも書かれていますので、これらを押さえることができるからです。